「仕事の魔法」中村信治
プロローグ
魔法その1 挨拶
新入社員三原則
- 朝、必ず上司や先輩に進んで挨拶すること
- 上司や先輩(人)に呼ばれたら「はい」とはっきり返事すること
- 履物を脱いだら必ず揃え、席を立つときは必ず椅子を入れること
挨拶の魔法
- 言葉は命より重い
- 礼儀の基本は挨拶にある
- 挨拶は常に先手。自分から進んで行うこと
- 「はい」という返事の実践
- 靴を揃えて心を正す
- 立ったときは椅子を引く。椅子を引くとオフィスの心が一つに整う
マネジメント
- まず聴く。うなずきながら聴く
- 褒めてあげ、自分を持たせる
- マネジメントは営業と通じるものが多い
魔法その2 叡智
命の呼応
自分が自分の下で働けるか問い続ける。自分に賭けることと同じように、部下にもかける勇気を持つ。お互いに覚悟があって、初めて呼応が生まれる。
叡智の魔法
- 人の心を酌める人であること
- そして、誰よりも人の痛みの分かる人であること
- 匂いを嗅ぎ分ける力
マネジメント
- いつも自分に問いかけること「お前の下で働けるか」を。
- 喜んで働いてくれる部下に対して感謝の心を持ち続ける
- 自分を信じ、部下を信じ、賭ける覚悟を持つ
- 命と命の呼応を意識する
魔法その3 夢を語り合う
真のポジティブシンキングは、明確なビジョンのもとで、それに向かって思考を集中し、断固たる勇気を持って行動すること。身を投げ出す勇気を持って歩き、ビジョンから目をそらさないこと。
真のイエスバット法
まず相手の話をうなずきながら聞き肯定する。そのはないに対して的確な質問を繰り返す。すると、相手が質問に対して答えながら違う考えに自然に気づき出す
自分の人間力を高めなければ、いつも足元しか見られないちっぽけな視野で終わってしまう。人は成長しなければならない。成長することで遠くまで見渡せ、広く世間を見られる
夢を語り合う魔法
- 部下と夢を語り合う
- 部下の夢を否定しない
- どんな夢であろうと、その夢を応援する
マネジメント
- 人間力を高めなければ、人の育成はできない
- 小手先で接しても人は動かない
魔法その4 言葉
言葉の四戒
でたらめを言ってはいけない
人の悪口を言ってはいけない
人が仲違いするようなことを言ってはいけない
おべんちゃらを言ってはいけない
言葉の魔法
- 書いたものが平面なら、言葉は立体
- その人の一生を背負って言葉は発せられる
- 知っている⇨できる⇨分かるまでが学びの階段
- 分かるとは伝えられること
- 言い訳は人生の一番の無駄
- 言葉の四戒を忘れないこと
マネジメント
自分が学んできたことを伝えること
魔法その5 ただ見ていてあげること
心の富
お金を失うということは小さな富を失うこと。信用を失うということは大きな富を失うこと。しかし、自信を失うということはすべてを失うこと
ただ見ている魔法
- 自分のことを見ていてくれる人がいるだけで人は安心できる
- 自分の苦悩を理解してくれる人がいることで人は安心できる
- いつも後ろで見守ってくれることが感謝の心になる
マネジメント
部下が自信を失う前に自分が信じていることを伝える
魔法その6 歴史
歴史の魔法
- 歴史は誇りとなる
- 仕事とは歴史観を持って望むこと
- 千年、二千年続けることを考えてこそ高い志となる
- もったいないと効率は、全くの別物
- 先人の叡智に働くことの正しい姿勢が溢れている
マネジメント
- 会社の歴史を次の者達へしっかり伝え残す
魔法その7 時間
イメージデザイン
自分で思う「中身」より、「評判」の方が大切である
4つの時間軸
睡眠、働く時間、学ぶ・感性を磨く、健康管理・食事
魔法の時間
- お金はなくしてもまた稼げばいいが、時間は過ぎたら取り返せない
- 人生最大の無駄は、時間の無駄使い
- 24時間に目的別の時間軸を用意する
- 4つの時間軸(睡眠、アウトプット、インプット、プライベート)
- 時間管理という概念を持ち、時間を自由にコントロールする(便利というまやかしを捨てたとき、自由を手にできる テレビを捨てる)
マネジメント
新人には学ぶ時間を作らせる
魔法その8 傍楽(はたらく)
傍楽の魔法
- 毎日誰かを喜ばすことを考える
- 働くとは傍楽ということ
- 誰かのために頑張るということが本当の努力を生む
- いつも誰を幸せにしたいのかを考えること
- 世間は広い。すごい人が一杯いる
マネジメント
働く意義は傍楽ことだと教える
魔法その9 ご縁
ご縁の魔法
- ご縁は姿を変えて訪れる
- 感謝の心のない人には訪れない
- ご縁は運という姿が大好き
マネジメント
自分で教えられないことは、できる人の力を素直に借りる
魔法その10 即行動
即行動の魔法
- 提案にはすぐに返事をする
- やれるかやれないかではなく、まずやってみようとすること
- 返事はイエスかノーだけ。曖昧な答えは不要
- すぐにやる
エピローグ